記事によると観光庁が今後の施策を記したアクションプランを発表した。
訪日外国人の増加など盛り込まれているが、私が気になるのは観光圏のことだ。昨年の観光庁の発表によると、観光圏は、複数の観光地が連携することで、長期滞在を促進する狙いで設けられているようだ。
複数の観光地が連携して2泊3日以上の滞在型観光を目指す「観光圏」の形成を促進することとしています。 今般、国土交通大臣は、同法第8条に基づき、16地域を対象に法施行後初めてとなる観光圏整備実施計画の認定を行いました。
日帰りや1泊で終わらせることなく、連泊してもらうことで観光客にお金をおとしてもらい地域経済を潤わす。そのために市町村などの垣根を越えた広域のエリアを設定し(これを観光圏と言う)、観光圏をひとつの単位にした滞在型観光を目指す。観光圏単位で補助金の交付などが行われるようだ。
これはかなり難しいように思う。
国内観光宿泊数は2007年度観光白書によると1人当たり2.47泊と2年連続で前年度を下回っている。これは連泊の需要が減ってきていることを示している。観光圏の試みは需要が無いものを増やそうとしているので、非常に難しいだろう。
それより、今現在、需要があるターゲットを明確にし、それを伸ばすためにお金や時間を使ったほうが効率的だ。大都市から近く、日帰り客が多い観光地であれば、それをもっと増やしたり、1回におとしてもらうお金をもっと増やすよう工夫した方が成果が出やすいように思われる。
ターゲットを明確にするためには、データ収集を徹底しなければならない。そのためには観光地にあるお店や宿など現場の人たちが協力しなければ、きちんと把握できないだろう。現場の人間が、自分の観光地にどんな人が来ているか正しく把握できていなければ、成功は難しいかもしれない。
